フラダンスは動きで歌詞を表現する踊りです。
歌詞を表現するために踊ります、と言ったほうが良いのかもしれません。
ということは、歌詞をちゃんと理解していないといけないということですね。
でも、フラダンスを始めたばかりでハワイ語をバリバリに理解するというのは、なかなかに大変なことです。
フラダンス初心者が歌詞のハワイ語を理解するコツを、ちょっとお話したいと思います。
日本語訳からハワイ語の単語を拾う
フラダンスの教室では、新しく踊る曲の歌詞をもらえることが多いと思います。そして多分、日本語訳も付いているのではないでしょうか。
ハワイ語が全くわからない状態で、ハワイ語の歌詞の最初から単語を一つ一つチェックしていくのは大変な作業です。
もちろん時間に余裕があって、コツコツできるタイプの人であればそれでも良いですし、フラダンスを極めたいのであればハワイ語は必須なので、素晴らしいことだと思います。
でもとにかくまず楽しく踊りたいと思っている人が多いですよね。
それでも自分が何を踊っているのか、わからないのでは困ってしまいます。
そこでおすすめするのが、日本語訳からハワイ語を探し出すやり方です。
たとえばPua Manaの1番の歌詞を見てみましょう。
Pua Mana
Ku`u home i Lahaina
Me nâ pua `ala onaona
Ku`u home i aloha `ia
*日本語訳*
プアマナ
ラハイナに私の家がある
花の良い香りがする
愛のある我が家
日本語訳から、ラハイナというのは固有名詞らしいというのがわかります。歌詞の重要な単語は「家」だというのもわかりますね。
そこで家というのはハワイ語でなんというのかを調べます。「home」だということがわかります。
次に重要そうなのは「花」と「良い香り」ですね。調べてみると、花は「pua」良い香りは「onaona」です。
最後の一行の愛のある我が家の「家」はもうhomeということがわかっていますね。では「愛」は?そうです。「aloha」ですね。
この家は「我が家」なんだから、「私の」という単語は何だろうと調べてみると「ku’u」がそうだとわかります。
こんなふうに初心者さんは、日本語からハワイ語の単語を見つけることから始めるとよいのではないかと思います。
歌に良く出てくるハワイ語の単語は覚えてしまう
例に出したPua Manaの歌詞は、フラダンスに良く使われる単語がたくさん出てきます。
puaもhomeもonaonaも、もちろんalohaもものすごく良く使われる単語です。
Pua Manaの3番の歌詞の一部を見てみましょう。
Home i ka `ae kai
Ke kônane a ka mahina
ハワイ語は短い単語が多いですが、なんだかやたらとkaとかkeがでてくるのに気づくかと思います。
これは冠詞で英語のtheに当たります。ということは、kaとかkeの後に来るのは名詞なのではないかと見当がつきますね。
ちなみにこの歌詞の中の「kai」「mahina」も良くでてくる単語で、それぞれ「海」「月」という意味になります。
こんな感じで少しわかってくると、どんどんわかってくるようになります。
ちなみに例で使わせてもらったPua Manaのタイトルの意味ですが、Puaが花でManaがエネルギー(超自然的な力など少し神秘的な意味合いもあります)なのですが、この歌の中では、この歌に歌われている家の愛称になります。
踊っていればそれだけで楽しいのという人も、ある程度歌詞がわかっていた方がもっと楽しくなりますよ!
こちらにもフラダンスの歌詞について書いていますので、参考にどうぞ!
フラダンスを踊るために覚えておきたいハワイ語
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