手の動かし方は、ハラウや先生/教室によって(ステップの踏み方よりも)差が大きいような気がしています。
なので書こうかどうか迷ったのですが、どのハラウ、先生にとっても共通である(と思われる)部分を書いてみようと思います。
ここに書く手の動かし方のコツは、アウアナの場合です。
*ハラウや教室、先生によって違うので、ここに書いていることと違っている場合には自分の習っているやり方優先です!
フラダンスは肘を張って踊る
目線の記事でも書きましたが、フラダンスはちょっと威張った感じで踊ります。
猫背になったりしたら、見栄えが良くないのは想像できますよね。
それには、肘を張ることを意識しましょう。
基本の姿勢ですが、まっすぐ立って両手の指先を胸の前で合わせます。この時に肘から手までの線が地面と平行になります。それにはかなり肘を張らないといけないですね。
どんな動きでも、肘が下がっているときれいに見えません。
私自身は、どうしても右の肘が下がってしまう癖があるので、すごく気を付けています。
指は離さない 基本的にくっつけたまま
フラダンスは手の動きで曲の内容を表すことが多いですが、どんな動きでも基本的に指は離しません(パーの手にならない)。くっつけたままです。
指を離すと、ちょっとお遊戯みたいな感じになってしまいますよね、子供っぽいというか。
動かし方によっては、親指だけ離すことはあります。
たとえば「見る」の動きの時、目の上に置いた手は4本の指が目の上、親指は目の下のことが多いです。
「雨」を表現する時にも、指は1本1本動かしますが、指と指の間はくっつけたままです。
バンプと波のヒラヒラは抑えめに
基本的なカホロのバンプの時に、手をひらひらさせますね。
波を表現する時には、両手で手のひらをひらひらせることが多いと思います。
この手の動かし方自体は、ハラウや先生によってかなり違いがあると思います。
ただたぶん共通するのは、見て感じるよりも手の動きは小さいということです。
手の動きだけだとかなり小さいけれど、これが腰を入れたステップと一緒にすると大きく見える、ということなんですね。
手を一生懸命ヒラヒラせてしまうのも、腰を一生懸命振ってしまうのと同じで、初心者あるあるだと思いますので、気を付けましょう。
フラダンスの手はゆっくりゆくり流れるように
手の動きだけではないのですが、フラダンスは流れるように踊れるときれいです。
止まらない。
特に手の動きが目立ちますね。
たとえばカホロの4拍の中で「太陽」を作るとします。
典型的な太陽は、両手を上げて顔の前(上)に輪を作りますが、4拍の最後の最後で太陽の形になるようにゆっくり動かします。
早く太陽の形を作ってしまって、3拍目や4拍目に手が止まってしまうことがないようにします。
4拍の中で雨を降らすなら、雨が土に落ちるのは4拍めの最後の最後です。
ものすごい勢いの雨で、3拍目で土の上で雨が跳ねたりしないように、ゆっくり降らせます。
目線についての記事で書きましたが、目は動いている手を追うことが多いです。
手の動きが速くて時々止まってしまうと、目線もそれに合わせて早く動かして止めてしまうことになってしまいますね。
ただし手は物語を語るので、いくらゆっくり優雅に動かすと言っても、きちんと意味が取れるように、どの部分で何の表現をしているのかわかるように、動きの最初と最後はきちんと「決める」ようにします。
波がきれいに作れるようになったら一人前、なんていうのを聞いたことがあります。それだけ手の動きはむずかしいということですね。頑張って練習しましょう!
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