フラダンスを踊る時には、もちろんステップや手の動きが大事ですが、もうひとつ大事なことがあります。
それは「目線」。
どこを見て踊るか、です。
これに気を付けるかどうかで、踊りの印象がかなり変わってきます。大事!
特にアウアナの場合です。
フラダンスを踊る時にどこを見る?
フラダンスは基本、胸を張って、ちょっと威張っているような状態で踊ります。
私を見て!
私が女王よ!
みたいな感じですね。
下を見る時にも、しょぼんと下を向かないで、胸をつぶさないような姿勢で目線を下げます。
目線はいつも遠くへ
何人かで踊る場合に、目線もそろえるのは言うまでもありません。
大きく顔の向きを動かさなくても、目線って見ている側からはかなりはっきりわかるものなんですよね。
目線は基本的に、いつも遠くへ投げかけるようにします。
たとえば、右カホロで右手を伸ばして、手先を伸ばしている時に見るのは、手先ではなくてそのまた先です。
両手で波の動きをしたら、波が動くその先を見るようにします(手の先ではありません)。
これを「顎で見るように」と表現する場合もありますね。
目で見るとなると、どうしても顔が少しうつむき加減になるんですね。
そこで「あご」です。
右手の先を「あご」で見ようとしてみてください。
そうすると顔はうつむかず、視線としては鼻のてっぺんを通って先を見る感じになりませんか?
ちょっと気取って「ツン」とした感じです。
それ、それですよ。
目線なので自分で自分をチェックするのは難しいので、フラ仲間でやってみてくださいね。
たとえばバンプの基本的な姿勢、右にカホロで進むとして左手は胸の上、右手は伸ばして右斜め前にします。
*真ん前を見る。
*右手の先を見る。
*右手の先のその先を見る。
やってみると違いは歴然のはずです。
視線は手の動く方向
踊っている時には、どこを見るのかがとても重要になりますが、ステップの方向か、動く手を追うのが基本になります(上に書いたように、顎で見てくださいね)。
右カホロを左手を胸の位置、右手を右に伸ばして踏む場合、右手の先を見ます。
同じく左カホロの場合には、伸ばした左手の先を見ます。
両手を胸の前に置いてカオを踏む時には、右に体重を移す時に右を見て、左に体重を移す時に左を見ます。ステップの方向ですね。
上から下に両手で雨を降らせるなら、その手に合わせて視線も落としていきます。
左手を高く上げて右手を左から右に動かす「場所の手、ハワイの手」の動きをする場合には、動く右手を視線で追います。
手で花(プア)を作るなら、その花を見ます。
コ―アカ(カホロアオアオ)の時には、肩越しに正面を見ることが多いです。身体の向きを変えても、顔は正面に残したままにしておきます(振り付けによっては手の動きに視線を合わせることもあります)。
もちろん視線の方向も振り付けのひとつなので、振り付けを覚える時に視線の方向にも気を付けましょう。
視線は見ている人に向ける
基本的に視線は上に書いたようになるのですが、もちろん正面を見ることも多いですよね。
胸の前で重ねた両腕(アロハの形)を広げて行く時などは、正面をしっかり見ることが多いです。
ハイナの時もそうですね。
その時にどこを見るか?
観客、見ている人達(の目)を見ます。
踊っている歌詞が、意味が、あなたに届きますように・・・!
フラダンスは歌を表現する踊りです。それを見ている人に届けるわけですから。
もちろん(アウアナの場合は)ステキな笑顔付きで視線を向けましょう。
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ここに書いたのはあくまでも一般的にこういうことが多い、ということで、振り付けによっては変わる場合もあります。
そしてもちろん、踊っているみんなが揃っていることが大切!
視線に気を付けるだけで、踊りがかなり洗練されることがありますよ!
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