フラダンスを踊る時の衣装について

フラダンスと聞くと、どんな衣装を思い浮かべますか?

もしかして、ココナッツブラに腰みの、を思い浮かべちゃったりしました?

20世紀初めにアメリカ本土でハワイアンがブームになった時の、ステレオタイプのフラダンススタイルがそんな感じだったので、フラダンスというと露出の多いヒラヒラの衣装で踊る印象があるかもしれません。

フラダンスの衣装は、そんなに肌の露出はないのが普通です。

きれい、かわいい、はなやか!です。

フラダンスの衣装と言えばパウスカート

基本的に練習にはパウスカートを着ることが多いと思います。

でも練習だけではなくて、舞台や発表の場でパウスカートで踊ることも多いです。

フラダンスには古典フラ(カヒコ)と現代フラ(アウアナ)がありますが、カヒコを踊る時には圧倒的にパウスカートのことが多いです。

カヒコではなくとも、リズムの速い明るい曲の時には、パウで踊ることがあります。

タンクトップやチューブトップにパウ、マイレ(葉っぱ)のレイ(首飾り)やハク(頭にかぶる花輪)、手首/足首にもマイレ、という姿が多いですね。かわいいけれど、ちょっと神秘的な感じがするスタイルです。

パウスカートについては、こちらに詳しく書いています。

フラダンスのドレス

いわゆるMu`umu`u (ムームー)ですね。

現代フラのアウアナを踊る時には、やはりエレガントなフラドレスを着ることが多いです。

ドレスに決まりなどはありませんが、やはり踊る歌に合わせたもの、ということになると思います。

また基本的にフラでは黒や暗い紫の服装は着ない、と言われることが多いですね。最近では黒い衣装を目にすることもありますが(締まって見えるし、かっこいいですけどね)。このような色は不吉なものを連想させるというので、避けた方が良いと言われているんです。

色だけではなく、歌詞にも良くないことを想起させる単語はまず使われないそうで、ハワイ文化は奥深いですね。

踊る歌に合わせたものというのは、ハワイの島々の色と花のはなしにもちょっと書きましたが、衣装も踊りの一部、ということです。

踊る曲を表現できる衣装がふさわしい、ということです。

衣装の色も、踊る歌に合わせて島の色を参考にしたりしますが、特に黄色は神様の色とされているので気を付けたいですね。

フラダンスの衣装にも流行があるんですよ。

衣装やさんの商売上手、とも言えるのかもしれませんが。

ベルベットのような生地が流行ったり、オーガンジーのような透ける生地を重ねてみたり、大きな葉っぱを重ねたようなスカートだったり、ワンショルダーのドレスだったり。

ドレスはそれなりにお金もかかってしまうので、サイズの問題と、お財布の中身と手持ちの衣装ケースの中身と、踊る曲の内容と、いろいろ考え合わせたうえで決めることになると思います。

フラダンスのレイや装飾品

日本でフラダンスを習い始めた理由のアンケートを取ったら、一番多かったのが「頭に花を付けて踊りたかった」だったというのを読んだことがあります。

あるかもしれないな~。

だって、日常生活で頭にきれいな花飾りを付けるなんて、なかなかないですもんね。

フラダンスの舞台で欠かせない装飾品、レイや髪飾りやアームバンドなど。

これらもフラダンスを楽しむうえで、大切な小道具ですね。

もちろん装飾品も踊る曲を考えたうえで決めます。

歌詞に出てくる花/葉/実を付けたり(たとえば「パーリ―シェルズ」を踊るなら貝殻のレイを付けたり)、歌われている島の花を付けたりですね。

もしドレスが全員お揃いにならなかったとしても、お揃いの飾りを付けるだけで統一感が出たりします。

大きなイベントや大会などでは、これらの装飾品は「生」でなくてはいけないという規則があります。メリー・モナークなどで見るあの豪華な髪飾りやレイは、本物の花や葉っぱなんですよ!

フラダンスを習っていると、レイの作り方講習会、などがあることが多いです。

これは作ってみて見てみてびっくりなのですが、造花なんかとは比べ物にならないです。

ものすごくステキです!

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