フラダンスを彩るレイについて

フラダンスを踊る時に身に付けるレイ。

花を使っていることが多いですが、フラダンスを華やかに彩ってくれます。

これを着けたくてフラダンスを始めた、という人も多いようです。

今回はそのレイについてです。

レイの種類

花冠もレイ

レイというと花で作った首飾りを連想しますが、実際には頭にかぶるもの(花冠)や、手首足首に付ける飾りの総称です。

頭にかぶるものは、lei Po’oとかhaku leiと呼びます。

単にLeiだけだと、たいていは首飾りのことですね。

レイは花だけじゃない

もちろん花で作ったものが主流ですが、レイにはそれ以外にもいろいろなものを使います。

よく見るのは、木の実でしょう。

代表的なのは「ククイの実」ですね。


つやつやのたいていは黒か焦げ茶色の、ちょっとハート形のかわいい実です。

もちろん葉っぱも多いです。

よく使われるのは、マイレですね。カヒコを踊る時に良く登場する、見栄えのする力強い感じのする葉っぱです。

それ以外にも、羊歯(シダ)の葉っぱも良く使われます。種類が多いですが、緑の色合いもそれぞれで、葉っぱの感じも強いものから繊細な感じがするものまでさまざまです。

貝殻のレイも良く見るのではないでしょうか。

貝殻は生ものではないので、「本物」を手に入れればずっと本物が使えて良いですよね。

貝殻は大きさも色合いもいろいろですが、白い小さめの貝殻がたくさん連なっているものは豪華で見映えがします。

それ以外にも、鳥の羽や魚の歯や骨を使ったものがあるということですが、なかなかお目にかかれないかもしれません。

私たちに一番なじみのあるレイの材料は、プラスチックだったりするかもしれないですね・・・

最近の造花は良くできているのでとてもきれいですが、それはやっぱり本物の植物や花には全然かなわないと思います。

このサイトの一番上に置いてある花は、私が作った生花の髪飾りです。ライラックとマーガレット、ナデシコなどを使いましたが、ライラックはすぐにしおれてしまうということがわかりました。

基本的に使うものの制限はありませんが、植物の場合には多少長持ちするものでないと、作って舞台で踊るまでにしおれてしまうかも・・・

リボンレイも作ったことがある人は多いかもしれません。こちらも長持ちだし、自分の好きな色の組み合わせなどを考えやすいかもしれません。
   
リボンレイには独特のかわいらしさがあります。

レイの作り方もいろいろ

例えばカーネーションのレイを作るとしたら、大きめの花を一連に糸でつなげる作り方もあるし、茎の部分も使って花と葉っぱを重ねるようにつなげていく作り方もあります。

たくさんの種類の花とはっぱを重ねたボリュームのあるレイもあるし、2連の花を絡み合わせたレイもあります。

特別な花にする必要はないので、自分で作ってみると良いと思います。生花のレイってこんなにすてきなんだと、きっとびっくりするはずです。

フラダンスのレイの意味

一般的に誰かにレイを贈るのは、歓迎や感謝や愛情を表現するということになるのですが、フラダンスの場合には「曲を表現する」一部になります。

これについてはドレスのページにも書きましたが、踊る曲に合わせてレイを選ぶことが多いです。

歌の中に「モキハナ」が出てくるならモキハナのレイをつけるとか、オアフ島を歌った曲で踊るなら島の花であるイリマのレイを着けるとかです。

レイのきまりごと

レイに特別な決まりごとはありません。

レイの日(5月1日)など特別な日には、その「島の花」のレイを身に付けるとか、贈るとかというエベントがあることもありますが、基本的には自由です。

ただお腹に赤ちゃんがいる人は、輪になったレイはつけないようにしましょう。

オープンレイ(輪になっていないレイ)をつけるようにします。

もらったレイや使い終わったレイは、ポイッと捨てたりしないようにします。

しばらくは部屋に飾ったりしておくと良いですね。ドライフラワーになる花のレイなら、風通しの良いところにつり下げておきましょう。

それでも傷んで来たら、一番良いのは来たところに返す、土に戻すということですね。

木に掛けたり、埋めたり、燃やしたりします。

フラダンスに使うものは何にしても、とても丁寧に心を込めて扱うというのを心がけましょう。

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